コード＝和音のことで

同時に演奏された3音以上の違う高さの音の響きのことを指します。

基本となるのは、三和音(トライアド)です。

和音の一番下の音は『ルート』と呼び、基本的にはルートの上に3度・5度の順で音がきます。

※3度とは、一つ置きの感覚で3つ以上積み上げた響きのことで

例えばルートが『ド』なら3度上は『ミ』、5度上は『ソ』となります。

また、3度上にあるものを『3rd』5度上にあるものを『5th』とも呼びます。

こえらを踏まえ、コードの表記の書き方を見てみましょう。

コードネームを表記する際は、左から順に書いていくのが基本です。

(例)３和音の場合

Ｂｍ♭５

①ルート音名(Ｂ)

②ルートと3rdの音程(ｍ)

③ルートと5thの音程(♭５)

さらに3rdと5thを表す際のルールも存在します。

◆3rdの書き方

・長3度(半音4ステップ)の場合＝省略

・短3度(半音3ステップ)の場合＝ｍ(マイナー)と記載

◆5thの書き方

・完全5度(半音7ステップ)の場合＝省略

・減5度(半音6ステップ)の場合＝一番右に♭５と書き添える

少し難しいかもしれませんが、最初はこういうものがある

となんとなく知っているだけでも、後々理解が深まりますのでおさえておきましょう。

初心者が音楽を作る際、まずはコードからつけるのが基本ではありますが、

どのようにコードをつけたらよいか分からない方は、

様々な曲で使用されている人気のコード進行を参考にすると作りやすいですよ。

◎王道進行(F-G-Em-Am)

特徴：jpopの定番！メジャーコード⇔マイナーコードの流れがかっこいい進行

(例)

・夜に駆ける/YOASOBI

・完全感覚Dreamer/ONE OK ROCK

・六兆年と一夜物語/kemu

◎カノン進行(C-G-Am-Em-F-C-F-G)

特徴：5度進行と2度進行が繰り返される

　　　美しい進行で初心者の方にお勧め

(例)

・マリーゴールド/あいみょん

・さくら/森山直太朗

・さくらんぼ/大塚愛

◎Just The Two of Us進行(A♭M7‐G7－Cm7－E♭7)

特徴：大人かっこいい、エモくてお洒落な雰囲気を出せる。

　　　丸サ進行とも呼ばれ、ヒット曲といえばこの進行

(例)

・愛を伝えたいだとか/あいみょん

・うっせぇわ/Ado

・春を告げる/yama

コードについての内容は奥が深く、まだまだほんの一部になりますが

コード進行次第で、曲の印象が大きく変わります。

初心者の方はまずは上記のような定番進行を土台として使い

その上にメロディを乗せていくのがおススメですよ。

作りたい曲のイメージが湧いてきたら、イメージに合わせて

自分好みのコードをつくっていきましょう。