2025/04/18 09:46

1. はじめに
DTM(デスクトップ・ミュージック)で曲を作るのって、本当に楽しいですよね。思い描いたメロディやリズムが形になっていくあの瞬間は、まさに創作の醍醐味。
でも、いざ曲が完成すると、「これ、どうやって活用しよう?」「自分だけで聴いて終わるのはちょっともったいないかも…」と思ったことはありませんか?
実は、DTMで作った曲にはいろんな楽しみ方や活かし方があります。自分だけのBGMとして楽しんだり、SNSで発信して誰かに聴いてもらったり、
バンドをやっていない人でも、自作曲をもとに歌ったりギターを弾いたりすることだってできるんです。
このブログでは、そんな「DTMで作った曲の楽しみ方・活用方法」をいろんな角度から紹介していきます。
「せっかく作った曲をもっと楽しみたい」「自分の音楽を誰かとシェアしたい」と思っている方のヒントになればうれしいです。


2. 自分だけで楽しむ
まずは、いちばん手軽で自由な楽しみ方。「自分のために作った曲」を、自分のために楽しむ――これはDTMの醍醐味のひとつです。

● 気分に合わせて聴くプレイリストに
自作曲をまとめて、自分だけのプレイリストを作ってみましょう。
朝の目覚めにぴったりな爽やかな曲、作業中に流したい落ち着いた曲、夜にしっとり聴きたいバラード……ジャンルや気分ごとに分けると、
まるでお気に入りのアルバムのような感覚で楽しめます。

● 作業用BGMやリラックスタイムに
打ち込み音楽はループや構成も自由なので、作業用BGMや瞑想・睡眠時のサウンドとしてもぴったりです。
自分の感覚に合わせたテンポや音色だから、他の音楽よりも集中しやすいという声も。

● 成長記録として聴き返す
時間が経ってから聴き返すと、「この頃はこういう雰囲気の曲が好きだったな」とか、「今よりシンプルだけど、これはこれで良いな」なんて、新しい発見があるかも。
作った曲が“音のアルバム”として、自分の成長を残してくれます。

「自分のための音楽」って、意外と贅沢な楽しみ方ですよね。


3. 動画サイト・SNSで発信する
せっかく作った曲、「誰かに聴いてもらいたい!」と思う瞬間ってありますよね。そんなときは、動画サイトやSNSで気軽に発信してみましょう。

● YouTubeやSoundCloudにアップ
YouTubeは音楽の発信場所として定番。動画をつけるとより印象に残りやすいですが、画像一枚と音源だけでも十分です。
SoundCloudは音楽投稿に特化していて、ハッシュタグでジャンルを広げたり、他のクリエイターとつながることもできます。

● X(旧Twitter)やInstagramの活用
短い曲やループ音源なら、TikTok、X(旧Twitter)やInstagramのリール機能、ストーリー投稿などもおすすめです。
ちょっとしたBGMでも、意外と「この雰囲気好き!」と反応してもらえることがあります。

● コメントやリアクションがモチベーションに
SNSでは、思わぬ人が「いいね!」をくれたり、コメントをくれたりすることも。
小さな反応でも、「誰かが聴いてくれてる」と実感できると、次の曲作りの原動力になります。

● ちょっとした工夫で注目度アップ
・曲のイメージに合ったサムネイル画像をつける
・「○○っぽい雰囲気」「寝る前に聴きたい曲」などの紹介文を添える
・投稿する時間帯を工夫してみる(夜や休日の方が反応が多いことも)

完璧じゃなくても大丈夫。むしろ「等身大の音楽」が、誰かの心に届くこともあります。気負わず、気軽にシェアしてみましょう。
以前のブログでも詳しく紹介してます!
https://dtm.gotojimuki.co.jp/blog/2024/11/22/103341

4. バンドで演奏してもらう
DTMで作った曲を「誰かに演奏してもらう」――これも、音楽の新たな楽しみ方のひとつです。
自身でバンドをやっている方や知人がいれば、自作曲をリアルな演奏で再現してもらうというワクワク体験が待っています。

● 自身や友人のバンドに提供してみる
自分の曲を聴かせてみましょう。「この曲、演奏してみたい!」と思ってもらえたらチャンス。簡単なコード譜やデモ音源を用意しておけば、スムーズに話が進みます。

● セッションやライブで演奏される喜び
自分が作った曲が、実際にライブで演奏される――これは作曲者にとって最高のご褒美のひとつ。
録音された演奏をもらって聴くだけでも、「自分の音楽が生きてる!」と感じられる感動があります。

「DTMはひとりで作る音楽」だけじゃありません。人と一緒に音を鳴らすことで、新しい魅力が引き出されることも多いです。


5. バンドを組んでいない人は?
バンドを組んでいなくても、自分の曲をもっと楽しむ方法はたくさんあります。「演奏する仲間がいないから…」とあきらめる必要はありません!

● 自分で“バンドの一員”になってみる
DTMで作った曲を再生しながら、自分で歌ったりギターやベースを演奏したりするのもおすすめ。
まるで自分の曲を“バンドメンバーとして”演奏しているような感覚が味わえます。宅録でも、ライブ配信でも、楽しみ方は自由!
スタジオに曲を持ち込んで、モニタースピーカーやPAシステムで再生すれば、大迫力サウンドに!

● 仮想バンド風に打ち込みで完結させる
ドラム、ベース、ギター、キーボード……全部打ち込みで再現すれば、あなたの頭の中にある“理想のバンド”をそのまま形にできます。
最近の音源やアンプシミュレーターはリアルな音作りもできるので、クオリティの高い“ひとりバンド”が完成します。

誰かと演奏してもしなくても、自作曲を「鳴らす・感じる・表現する」方法は無限大。
ひとりでも音楽は、ちゃんと“広がって”いきます。


6. その他の活用方法
DTMで作った曲は、楽しむだけじゃなくて「使ってもらう」ことで、また違った価値が生まれます。
ちょっとした工夫で、あなたの曲が誰かの創作や活動を支えるBGMになるかもしれません。

● フリーBGMとして配布する
作った曲をBGM素材として、フリーで公開する方法もあります。
YouTube動画やゲーム配信、店舗BGMなど、いろんな場面で使ってもらえる可能性があります。
配布サイトに登録したり、自分のSNSやブログで「利用OK」と明記して公開するのも一つの方法です。

● 映像作品やゲームの音楽に使ってもらう
自主制作の映像やゲーム作品に「曲を使いたい」と言ってくれるクリエイターもいます。
特にインスト曲や雰囲気のあるBGMは需要が高く、SNSやポートフォリオサイトで公開することでチャンスが広がります。

● 音楽コンテストに応募する
最近はオンラインで参加できる音楽コンテストも増えています。
テーマに沿った曲を応募する形式や、オリジナル自由ジャンルで勝負できるものも。
結果に関係なく、フィードバックをもらえる場でもあり、自分の音楽を客観的に見直すチャンスになります。

「自分の曲が誰かの役に立つ」って、すごくうれしいことですよね。
広く使ってもらうことで、自分の音楽が新たな場所へ羽ばたいていきます。


7. まとめ
DTMで作った曲は、完成した瞬間がゴールではありません。
自分で聴いて楽しむもよし、SNSで誰かに届けるもよし、仲間と演奏したり、全く知らない誰かの活動に使ってもらったり……可能性は思っている以上に広がっています。
音楽は“使われる”ことで新しい表情を見せてくれることもありますし、“誰かに届く”ことで、自分でも気づかなかった魅力に出会えることもあります。
そして何より、どんな形であれ、自分の音楽を自分自身が楽しめているなら、それはもう大成功。
DTMはひとりでもできるけど、楽しみ方は決して“ひとりきり”じゃないんです。

あなたの曲が、もっともっと活きる場面に出会えますように。
その第一歩として、今日からできることをひとつ、試してみてはいかがでしょうか?