2025/03/14 18:00

皆さんは「音楽療法士」という職業をご存じでしょうか?
音楽療法士とは、音楽の力を活用して心や体の健康をサポートする専門家です。
病院や福祉施設、教育機関などさまざまな場所で活動しており、音楽を通じて人々の生活の質を向上させる役割を担っています。
★音楽療法の効果
音楽療法には、主に以下のような4つの効果があるとされています。
①心理的なリラクゼーション
音楽を聴いたり演奏したりすることで、ストレスホルモンが減少し、リラックス効果が得られます。
心拍数や血圧が安定し、リラックス状態へと導かれることが研究でも証明されているそうです。
②認知機能の向上
高齢者の認知症予防や、記憶力・集中力の向上に役立つとされています。
音楽に合わせて歌う、リズムに合わせて体を動かすことで脳が刺激され、認知機能の活性化につながります。
③身体機能の回復支援
リハビリの一環として、音楽のリズムに合わせて体を動かすことで、運動機能の回復をサポートします。
パーキンソン病の患者が音楽に合わせて歩行練習をすることで、スムーズに動けるようになるケースもあるようです。
④感情表現の促進
言葉で気持ちを表現するのが難しい人でも、音楽を通じて自分の感情を表現することができます。
自閉症の子どもや心の病を抱える人にとって、音楽はコミュニケーションの手段になることもあります。
★音楽療法士の仕事内容
音楽療法士は、利用者の状態を観察し治療計画をたてた後、
目的に応じてさまざまな音楽活動を行います。
たとえば歌唱、楽器演奏、即興演奏、音楽リラクゼーションなどがあります。
音楽療法の効果とも重なりますが、分類分けをすると以下のような内容です。
・受動的音楽療法▶音楽を聴くことでリラックス効果を得る。
・能動的音楽療法▶楽器を演奏したり歌ったりして、身体機能やコミュニケーション能力を高める。
・即興演奏▶自由に楽器を鳴らし、感情を表現する。
・リズム運動▶リズムに合わせて体を動かし、運動機能の向上を目指す。
★音楽療法士になるには?
音楽療法士には国家資格はありませんが、専門性の高い仕事になるため音楽療法士として働くには、
日本音楽療法学会など民間団体の認定資格を目指すのが一般的です。
日本では、『音楽療法士(補』「音楽療法士(正)」の資格があり、学会の定める研修を受けて試験に合格することで取得できます。
この資格を取るために、音楽療法を学べる大学や専門学校に通い、
基礎知識や実践スキルを身につけることがまずは第一歩となります。
社会人でも資格をとれば可能ですので、もし気になっている方は一度調べてみてくださいね。
資格を取った後は、実際に医療機関や福祉施設で実習を行い、現場での経験を積むことが求められます。
★まとめ
音楽療法士は、音楽の力を活かして人々の心と体をサポートする素晴らしい職業です。
ストレスの多い現代社会において、音楽を活用したケアの重要性はますます高まっています。
音楽が好きな方、誰かの役に立ちたいと思っている方は、音楽療法士という道を目指してみてはいかがでしょうか?