2024/09/20 16:20


日本が世界に誇る文化といえば、【アニメーション】
そんなアニメを彩ってくれる主題歌たちは、作品の顔ともなり視聴者を盛り上げてくれます。
今回は、国内外問わず人気となった令和のアニメソングをご紹介します。


①「KICK BACK」/米津玄師

『チェンソーマン』OP曲
共同プロデュース&アレンジをしたKING GNU常田大希さんとのタッグにより生まれたこの曲は、
中毒性があり、アニメの主人公デンジの欲望やめちゃくちゃな部分を表現したかのようなサウンドで、
映像のかっこよさもあり何度聴いても飽きません。
またチェンソーマンは各話ごとにEDが異なり、マキシマムザホルモンやVaundy等、
多くのアーティストが週替わりで提供していることも話題になりました。


②「ミックスナッツ」/Official髭男dism

『SPY×FAMILY』OP曲
軽快で楽しげなサウンドとともに伝えられる歌詞の内容が印象的です。
冒頭の〈袋に詰められたナッツのような世間では 誰もがそれぞれ出会った誰かと寄り添い合ってる〉
という歌詞のように、現実世界をミックスナッツに例えており、
アニメの内容であるアーニャたち家族についての解釈だけでなく、
普通の幸せとは何なのかを考えさせられます。


③「アイドル」/YOASOBI

『推しの子』OP曲
アニメ自体も放送当初から衝撃的な展開で話題を呼びました。
1番はザ・アイドルソングといった明るめの内容になっているのに対し
2番は主人公であるアイの引き立て役になっているアイドル達の闇の部分
そして3番目は星野アイという一人の人間にスポットを当てた内容で
目まぐるしく変わる曲の展開は、聴けば聴くほど作品への理解が深まります。
全世界に大きな話題を呼んだ『推しの子』は実写化も控えているので目が離せません。


④「Bling-Bang-Bang-Born」Creepy Nuts

『マッシュル-MASHLE-神覚者候補選抜試験編』OP曲
日本三連覇のラッパー「R-指定」と世界一のDJ「DJ松永」により生み出されたこの曲は、
従来のようなアニソンっぽさはないものの、中毒性の高いラップとサビ、
そしてこの曲にあわせて踊る主人公のダンスがミーム化され、
Tiktok等のショート動画で多くカバーされたことでも世界的な話題となりました。


⑤「紅蓮華」/LiSA

『鬼滅の刃』OP曲
アニソンの女王、LISAさんの力強い歌声と繊細な感情の乗せ方が、グッとアニメの世界に引き込んでくれます。
このあとにもアニメシリーズは続き、主題歌はそれぞれ異なりますが
「紅蓮華」は『鬼滅の刃』の象徴である曲とも言えるでしょう。
劇場版・無限城編の制作も決定されましたので、そちらもどのような曲が彩ってくれるのか楽しみです。


⑥「祝福」YOASOBI

『機動戦士ガンダム 水星の魔女』OP曲
これまでのガンダムシリーズと異なる世界観のアニメで
シリーズ初の女性主人公であるスレッタに寄り添う、ガンダム・エアリアルの目線で
歌詞が綴られています。相手を思いやっている歌詞が印象的で
アニメを見て改めて歌詞を読んでみると、より曲に深みが出てきます。

⑦「廻廻奇譚」Eve

『呪術廻戦』OP曲
「闇を祓って」「帳」「百鬼夜行」など、アニメとリンクしたワードがたくさん出ており
ダークな雰囲気も相まって、まさに『呪術廻戦』のための曲と言えるでしょう。
Eveさんは元々作品のファンだったことから、作品への理解も深く原作ファンから評価されています。
原作はもう終盤になっているので、どのようなラストになるのかも注目です。


★番外編★

メロウ須田景凪 

『スキップとローファー』OP曲
上記で紹介した曲は、疾走感や強さがあるものが多いですが
こちらは青春を思い出すようなキラキラとした曲となっています。
志摩君目線で書かれた歌詞は、ただ明るくキラキラした部分だけではなく
何とも言えない苦しさも表現されており、等身大の高校生としての心情が詰まっています。
個人的に好きな曲でしたので、番外編として紹介させていただきました。


★まとめ
令和のアニソンの特徴の一つとして、作品の内容を濃くサウンドや歌詞に反映させている
というところがあり、これにより作品への没入感が段違いになります。
特にOP曲だと、これからはじまるという高揚感やキャラクターたちが頭に浮かんできたり、
もはやただの音楽というより、作品の一部となり、いつ聴いてもその世界に入り込めるのが大きな魅力です。
今後もアニメが生まれる限り、良い音楽も生まれると思うので
もし普段はアニソンを聴かない方がいれば、ぜひ一度今回紹介したものからでも聴いてみてください。
きっとあなたの世界が広がるでしょう。