2024/06/03 15:15

DTMにおけるオーディオインターフェースの役割

DTMにおけるオーディオインターフェースの役割には
『楽器の音を入力する』『サウンドを出力する』の二点があります。
パソコン内では、音をデジタルデータとして扱う事しかできない為、    
マイクや電子楽器の音をパソコン内に取り込んだり、
パソコン内のデジタルデータを音として聴いたりするために、       
オーディオインターフェースが必要になります。

『サウンドを出力する』=音が聴こえるようにすることですので
DTMに関係なく、音楽鑑賞が趣味の方にとっても魅力的なアイテムです。
「音楽を聴くならパソコンにイヤホンを繋いでそのまま聴けば良いじゃん」
と思う方もいると思います。確かに音を聴くのはそのままでも良いですし
DTMも、DAWソフトとMIDIキーボードさえあれば十分です。
しかし、パソコンから直接音を聴くのと
オーディオインターフェースを通して音を聴くのとでは、聴こえ方に大きく差が出ます。
ではなぜその差が出るのでしょうか?

★オーディオインターフェイスを使用したほうが良い理由

オーディオインターフェースは、高品質のDAC(デジタル-アナログ変換器)を搭載しているため、音楽の再生品質が向上します。
これにより、よりクリアで精密な音楽体験を楽しむことができます。  

例えばPC上で直接音を聴くと、PC内のノイズまで拾ってしまうのですが、
オーディオインターフェース内で音を変換することにより
ノイズを拾わない、綺麗な音質のものを聴くことが可能にります。

DTMで使用するパソコンが、音楽専用のものでなくて良いのは
オーディオインターフェースのおかげだといっても過言ではありません。
実際に聞き比べてみても、直接音を聴くのに比べよりクリアな音になり、音楽への没入感も段違いです。

★PCでノイズが起きる原因とは?
上記で、PC上で直接音を聞くとPC内のノイズを拾ってしまう
とご説明をしましたが、PC内のノイズといっても様々なものがあります。

・パソコンの電源供給部分から発生するノイズ
パソコンの内部電源は高電圧の部品やファンなどの動作により、一定のノイズを生成します。
このノイズがヘッドホンジャックに干渉して、音声に影響を与えることがあります。

・EMI(電磁干渉)
パソコン内部には多くの電子部品が存在し、それぞれが微小な電磁波を発生しています。
これらの電磁波がオーディオ信号に干渉し、ノイズとして聞こえることがあります。
特に、CPUやGPUの高周波動作はEMIの主な原因となります。

・ハードディスクの動作音
特にHDDを使用している場合、その動作音や振動がノイズとして拾われることがあります。
SSDではこの問題は少ないですが、完全にはなくなりません。


★種類によっても異なる?
ここまでオーディオインターフェースを使うと、とにかく音質が良い!
ということをご説明させて頂きましたが、
オーディオインターフェースにも様々な種類があり、
その種類によってはもちろん音質にも差が出ます。

オーディオインターフェースの仕様では「最大24bit / 192khz」のような表記をされますが
「24bit」=量子化ビット数、「192khz」=サンプリング周波数を表します。
一般的なパソコンでは、この性能が「16bit / 144.1khz」又は「16bit / 148.1khz」
であることがほとんどですが、MelodySpaceで取り扱っているオーディオインターフェースは
高音質である〈192KHz24bit〉対応のSTEINBERG /IXO12Bを取り扱っております。
その為通常の音より遥に鮮明な音で聴くことができ、
特に音楽を集中して聴きたい方に一度は使って頂きたいアイテムのひとつです。

★まとめ
今回はオーディオインターフェースの音質についてのお話でした。
もし一度も使用したことがない方は、是非一度オーディオインターフェースを通して
音を聴いてみると、世界が変わるかもしれません。
DTMの作業をする方は特に、より良い音で聴くことにより
自分が制作した音楽をもっと深く追求できるかもしれません。

MelodySpaceでも、おススメのものをセット内容に入れていますので
一度ノイズの無い音を体感してみませんか?
お問合せお待ちしております!